2012年 04月 16日
階数別 住宅建設コスト比較
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今日は久しぶりに住宅の建設コストに関する情報です。
数日前に建築知識という建築専門誌の住宅温熱環境に関する記事を執筆中であるとお伝えしましたが、それとは別に、別の月に発刊される号の建設コストに関する記事も執筆中です。私の担当は階数別建設コスト比較解説です。

平屋建て、2階建て、3階建て、地下1階地上2階建ての4種類の建設コスト比較をしています。昨日は4種の住宅の詳細見積りをしてみました。そして私も知らなかった新たな気付きがあったのでご紹介します。

コスト比較は次の条件で行いました。
・延べ床面積は100m2(30坪)とする
・地耐力が不明なので基礎はすべてベタ基礎
・凹凸のない箱型携帯
・庇は建物周囲に45cmの出
・仕上げは床フローリングと壁天井ビニールクロス
・窓個数と大きさ、木製建具個数と大きさは全て一緒

以上の条件で試算したところ次のような結果となりました。※(カッコ)内は地上2階建てとの差額
地上2階建て=3階建て≫平屋建て(65万増)≫地下1階地上2階建(245万円増)

昨日のコスト比較を行うまでは、2階建て≫平屋建て≫3階建て≫地下1階地上2階建てという認識でしたが、実際に数量を拾ってみると違ったのです。あくまで同じ延べ床面積という前提ですが、2階建てと3階建てのコストはほとんど一緒でした。3階建て住宅は構造材(柱梁)を太くしなければならないので2階建てよりも構造材費が30万円UPしましたが、基礎と屋根面積減によりおほぼ同じコストとなりました。

平屋建ては外壁面積は2階建ての2/3でしたが、基礎と屋根面積がほぼ2倍となり、結果的に2階建ての65万円増と試算されました。地下1階地上2階建ては言わずと知れた地下工事による工費UPにより2階建て住宅より245万円増という結果でした。

以上は同じ延べ床面積での比較ですが、ここで考えなければいけないのは居住面積です。階段は居住面積ではありませんので、居住面積が同じと考えると、平屋建ては1坪減らせます、3階建ては1坪増やさなくてはいけません。このような視点でコスト比較すると次のような順序になります。

2階建て=平屋建て≫3階建て≫地下1階地上2階建て

いずれにしても、限りある予算を有効に使うよう良く考えなくてはいけませんね。

住環境性能+Design住宅 森建築設計

by morikentiku-mori | 2012-04-16 05:53 | cost | Comments(0)


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