2015年 03月 04日
神奈川県建築士会 環境部会勉強会3月
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昨日は神奈川県建築士会 建築環境部会の勉強会に出席しました。月1回行っている快適・不快と感じる「感境」に関する勉強会です。感境は誤字ではなく、快適・不快と感じる境はどこにあるのかを考えようという意味で作った我々が作った造語です。この勉強会の内容は実に広範囲です。国の省エネ基準、パッシブ手法、伝統工法など先人の知恵、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・温冷感覚など人間の感覚のメカニズム、熱・風速・換気・蓄熱・光・色・天候など建築環境の原理、建物周辺の外部環境が内部に及ぼす影響研究など実に様々な事柄を勉強研究しているのです。

昨日の勉強会では先月行った「雨でも風でもハウス」見学会の報告と意見交換、一昨年から続けてきた勉強会報告書作成について、来年度のスケジュール確認、1月に行った街歩き調査の結果分析などを行いました。

写真は街歩き調査データーの分析風景です。この調査は前述た「外部環境が内部に及ぼす影響」を研究するための調査になります。我々の間では環境NEB指数と呼んでいる研究活動の一環です。(NEB:間接的便益)調査データーを地図上に張り付けて俯瞰することで調査ポイントごとの温湿度の違いがどこからきているのかを皆で考えました。同時刻に測定したにも関わらず5℃の差が出ている地点もあり、その周辺環境を確認することで蓄熱性の高い建築物の影響の高さを実感することができました。来年度1年かけて調査データーの快適度指数を分かり易く表現する方法を作っていく予定です。都市計画系ではこのような調査分析は行われていますが、建築系では全国的に見ても初の挑戦ではないかという貴重な研究です。
【快適健康環境+Design住宅 森建築設計】

by morikentiku-mori | 2015-03-04 07:55 | 環境部会活動 | Comments(0)


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