カテゴリ:環境部会活動( 23 )

2017年 11月 08日
環境建築→感境建築
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環境建築という言葉は耳にすることがあるでしょう。
では、感境建築という言葉を耳にしたことはありますか?

おそらく、無いでしょう。
感境建築は私が所属する神奈川建築士会 環境部会の勉強会で作った造語です。
環境は自然環境や空気環境などから分かるように人間を取り巻く周囲の事物や状態です。
様々な環境があり人間は快適とか不快と感じているのですね。

ではその境(さかい)はどこか?
快適とか不快と感じる境を研究しようということから「感境建築」という言葉を作りました。

そして昨日、環境部会の勉強会で部会員それぞれが考える「感共建築」について発表いたしました。
私は「TRANS HOME」と題したアイデアを発表いたしました。
季節や周囲の変化に対応して自分で気持ち良い環境を作り出すことのできるセルフビルド住宅です。

頭の中で考えているだけでなく形として表現することで「感共建築」についての理解が深まったように感じます。

【住環境性能+Design】森建築設計
http://moriken.p1.bindsite.jp/


by morikentiku-mori | 2017-11-08 11:46 | 環境部会活動 | Comments(0)
2017年 07月 20日
神奈川県建築士会 建築環境部会でLCCM住宅見学
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 昨日は神奈川県建築士会 建築環境部会でLCCM住宅の見学会へ行ってきました。

 LCCM住宅ってご存知ですか?

 日本語で言うと「ライフサイクルカーボンマイナス住宅」になります。建設時、運用時、解体処分のライフサイクルトータルでCO2発生量が0以下になるという究極のエコロジー住宅です。そのLCCM住宅の実験棟が筑波の建築研究所内にあり不定期で見学会を開いています。私自身は冬の見学会に一度参加したことがあり、今回は夏の見学会に参加してきました。

 環境部会のメンバーで行ったので、皆温度や湿度、表面温度を測定しまくりでした。
 この建て物は実験棟なのでそこら中に温湿度データロガーが吊るしてあります。日陰のデータロガーを見ると、外気温30.2℃、湿度57%の表示でした。写真は南側窓付近の床タイルと日射遮蔽横スリット付近のサーモ写真です。

 ここで一言、この建物はCO2発生量をマイナスにするために建設された実験棟であり、快適環境を第一に目指したものではありません。冬の体感経験から夏は結構過酷な環境になるのではと予想していましたが、実際には過酷という程ではありませんでした。周囲は緑に囲まれた立地なので、風がよく通る場所にじっとしていれば気持ちよかったです。外観写真は隣に建設されたCLT実験棟からLCCM住宅を撮影したものです。こんな環境で暮らしたいですね。
【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】




by morikentiku-mori | 2017-07-20 13:42 | 環境部会活動 | Comments(0)
2017年 07月 13日
茅葺屋根の内外表面温度
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昨日は神奈川県建築士会 建築環境部会の日本民家園調査に行ってきました。昔の民家はどのような環境で生活していたのか、内外温湿度や表面温度、風速などを測定するという調査活動です。

古民家は土間や土壁など蓄熱性の高い仕上げと庇による日射遮蔽効果で夏は過ごしやすい作りになっているのが特徴です。昨日訪れた日本民家園の家屋でも窓を開け放っていれば通風効果もありエアコンなど必要ない室内環境となっていました。土間や土壁の表面温度も測定してきましたが、今日は茅葺屋根の効果を紹介します。写真は茅葺屋根の内外表面温度を測定したものです。外部表面温度43.6℃に対し内部表面温度は28.6℃でした。室内サーモ写真の上部が橙色になっているのは直前まで囲炉裏に陽を入れていたことによる影響と思われます。

このような古民家で実際に生活していた時代は今よりも夏の平均気温が低く、建物の密集度も低いので十分な通風効果を得られました。おろらく夏は無理なく生活できたのでしょう。最高気温35℃で建物が密集している現在の都市型住宅で同じような効果を得ることはできませんが、自然エネルギーを有効活用した建築設計に活かしいくヒントを感じた調査結果でした。
【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】


by morikentiku-mori | 2017-07-13 09:53 | 環境部会活動 | Comments(0)
2017年 06月 21日
YKK体験型ショールーム
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昨日、神奈川県建築士会 建築環境部会主催のショールーム体験見学へ行ってきました。
私は冒頭の挨拶で、建築環境部会の活動を10分ほど紹介させていただきました。
訪れたのは品川にあるYKK体験型ショールームです。パッシブハウスジャパン主催の見学会で一度見学したことがあるので私自身は2度目の体験見学になります。

このショールムの特徴は窓の性能を自分の感覚で体験できることです。窓単体の断熱性能、日射遮蔽性能、遮音性能などをずらりと並んだ性能の違う10種類以上のサッシで体験できます。さらに、昭和55年基準からパッシブハウス基準まで5段階の性能の違う部屋を体験できる「断熱効果の体感ROOMゾーン」は窓だけでなく家全体の性能を考える上で貴重な体験ができるのです。

このようなショールームは一時に10人ほどの人が部屋に入ることになり実際の生活環境とは微妙な差が生じるのですが、それでも性能を違いをはっきりと感じることができます。昨日の体験時の温度や表面温度などを列記してみましょう。
Ua値0.8(平成25年基準):室温度21.4℃、上下温度差2.0℃、床表面温度16.2℃、廊下室温度11.9℃
Ua値0.56(HEAT20Ⅰ):室温度21.9℃、上下温度差1.4℃、床表面温度17.9℃、廊下室温度13.9℃
Ua値0.51(HEAT20Ⅱ):室温度22.8℃、上下温度差1.4℃、床表面温度19.5℃、廊下室温度16.9℃
Ua値0.19(パッシブ基準):室温度22.6℃、上下温度差0.9℃、床表面温度19.6℃、廊下室温度19.2℃

Ua値0.8(平成25年基準)は2020年に義務化されるといわれている最低基準です。この基準ROOMを体感してみると、かなり寒いということがよく分かります。体験ROOMの環境を体験してみると私自身は最低でもUa値0.51(HEAT20グレードⅡ)性能が必要と感じます。この感想は前回体験した時と同じでした。
森建築設計では現在標準仕様でUa値0.45程度(換算Q値1.70程度)で性能設定しています。ここまで性能を上げれば廊下の室温が15℃以下になることはほとんどありません。

最後に、室内環境を考える時に断熱性能だけでなく、日射取得性能・日射遮蔽性能、換気性能も計算で確かめながら設計しなくてはいけないことを言っておきます。断熱性能は冬の窓を閉じた状態の快適度を知る指標にすぎません。日射取得性能は暖房消費エネルギーに影響し、日射遮蔽性能と換気性能は中間期から夏季の快適度と冷房消費エネルギーに大きく影響を与えるのです。断熱性能だけに特化することなくバランスの取れた設計をしなくてはいけません。その為には換気性能まで計算で確かめることが特に重要なのです。

【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】


by morikentiku-mori | 2017-06-21 15:10 | 環境部会活動 | Comments(0)
2016年 12月 06日
神奈川県建築士会 環境部会で勉強会を開催しました。
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昨日は、所属する神奈川県建築士会 建築環境部会で勉強会を開催しまいした。
勉強会前半は部会員の加藤さんが講師となって解説した「光」について。光の特性、建築計画に必要な照度計算、照明ランプの歴史などについて解説してくれました。
建築環境部会では人間の五感についての勉強をしてきました。その一環として士会会員への公開講座を開いて皆さんに再確認してもらいました。くしくも昨夜NHKの情報番組では照明デザイナーの仕事について密着取材しておりました。「美しい影を作る」、「命の光」など心に響く言葉を聞くことができました。

勉強会後半では温熱計算、特に日射取得遮蔽性能の計算についての解説を行いました。先日、同会で開催した岐阜県立森林アカデミー辻準教授の講習会を補完するような復讐会も兼ねたものとしました。温熱計算は慣れてしまえばなんてことないのですが、取り組むまでが一苦労です。建築環境部会では多くの建築士に温熱計算に取り組んでもらい、その先の「真に快適な環境とは」という点に目を向けていただきたいと考えています。その後押しができればと考えて開催している勉強会です。
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by morikentiku-mori | 2016-12-06 14:17 | 環境部会活動 | Comments(0)
2016年 06月 14日
建築士会 環境部会で温熱解説
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昨日は神奈川県建築士会 建築環境部会で温熱性能(Q値・Ua値・μ値・η値)について講演解説しました。環境部会の勉強会活動では、本年度から部会員以外への温熱計算等の基本事項解説をしており、昨日は全4回シリーズの第一回目として私が講師役となって温熱性能の基本事項を解説させてもらったのです。昨日は予想に反し18名もの参加をいただきました。2020年の温熱性能義務化に向け、日ごろ温熱計算をしていない建築士会会員の方々の温熱計算に対する関心の高さがよく分かります。

昨日は実際の計算方法の前の基本知識の解説をしました。熱の伝わり方、快適指標、体感温度などの基本知識を解説した後、Q値、Ua値、μ値、η値などの熱損失係数や日射取得係数の意味について解説しました。単なる一般的な解説をしてもなかなか興味を持ってもらえないので、断熱性能が高くなると室温や光熱費がどのように変化するのか、室内の上下温度差がどのように変化するのかを視覚的に理解いただけるよう考えながら解説をさせてもらいました。

次回の一般向け講習会は3カ月後の9月5日、モデル住宅を例にしてUa値とη値を算出する計算実務の講習をする予定です。
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by morikentiku-mori | 2016-06-14 14:42 | 環境部会活動 | Comments(0)
2016年 02月 18日
川崎民家園で環境調査
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一昨日、神奈川県建築士会 建築環境部会の仲間と川崎民家園の環境調査へ行ってきました。
昨年夏にも同様の調査を行い、今回は冬の環境を計測してきたのです。

建築環境部会では、川崎民家園の調査だけではなく、桜木町駅周辺の夏と冬の環境調査も行うなどフィールドワークをしています。温度、湿度、風速、各表面温度、天井高さ、仕上げ素材などの計測をして外部環境が室内環境に及ぼす影響を研究しています。

写真は川崎民家園にある原邸の濡れ縁で各所調査をしているメンバーをサーモグラフィーで撮影したものです。外気温9度という状況でしたが、陽ざして暖められた濡れ縁の床板に腰を掛けると、お尻も体もポカポカしてなんとも心地よいものでした。実はこの場所、夏の調査時にも最も心地よい場所ということで皆の意見が一致した場所でした。夏の外気温32度という状況でも、庇で陰になったこの濡れ縁は風がよく通りとても気持ちよかったです。他にも天井をサーモグラフイーで撮影すると棟で別れた南側と北側の表面温度がくっきり色分けされ、温度差2度であることが視覚的に確認できたことなど様々な気付きがありました。

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by morikentiku-mori | 2016-02-18 08:16 | 環境部会活動 | Comments(0)
2015年 12月 08日
西方里見 講習会「最高の省エネ・エコ住宅をつくる方法」
a0152574_756099.jpg建築界のお茶の水博士、エコ住宅設計の第一人者である「建築家西方里見氏」をお招きして、省エネ・エコ住宅のつくり方と西方氏ご自身の設計事例を解説いただきます。

住環境性能とデザインの整合を図りながら独自の換気・空調システムまで提案している西方里見氏は、究極の省エネ・エコ住宅を模索する探求者です。2020年の省エネ基準適合義務化をチャンスに変えるために、この男の言葉を聞かずにいられるか!!

【主催】神奈川県建築士会 技術支援委員会 建築環境部会
【日時】平成28年 1月 23日 (土) 
    13:30~16:50(受付開始13:15)
【会場】横浜市教育会館 第一会議室(横浜市西区紅葉ヶ丘53番地)
【講師】西方里見+(有)西方設計 代表 西方里見氏
【対象】建築士会会員・一般・学生
【会費】建築士会会員:1500円(一般:2000円 学生:1500円)
【募集】60名(先着順)
【申込方法】①講習会名 ②氏名(フリガナ)③会員番号 ④メールアドレス ⑤緊急連絡先電話番号
を明記いただき、E-mail又はFAXでお申し込みください。
E-mail:kankyou@kanagawa-kentikusikai.com
FAXの場合:045-201-0784 
※講習会終了後に懇親会を予定しております。参加希望の方は氏名の後に懇親会参加希望と記入してください。会費(\3,000-程度)

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by morikentiku-mori | 2015-12-08 08:01 | 環境部会活動 | Comments(0)
2015年 11月 12日
環境部会勉強会 建築心理学(形態)
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一昨日は神奈川県建築士会 建築環境部会の勉強会を行いました。

冒頭の発表ではバウムプラニングの榑林さんから「木の鉄人講座」と「エネマネハウス2015」についての発表があり、私は「建築心理学(形態)」について発表させてもらいました。

榑林さんの発表では、豆腐と大根と木材でm3単価が最も安いのは何か、木の信仰、有名な有馬教授のネズミの生存率実験などについて興味深い話を聞くことができました。休むという漢字は「人」と「木」が組み合わさってできており、人と木の共生がともて大切だという話は単純で説得力のあるものでした。また発表後の意見交換では「木」がどうして心地よいかの理由は電位である。という最新理論も飛び出して出席者も興味津々でございました。

私の発表では、建築のフォルムの根源的な形態を「木」と「森」から解説し、ヨーロッパの住宅街が美しくかつ単調ではなく、日本の住宅街がどうして魅力を失ってしまったかについて発表しました。

この勉強会は月1回、3年程継続して行っているものです。神奈川県建築士会の会員なら誰でも出席できますので興味ある方はご連絡ください。
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by morikentiku-mori | 2015-11-12 10:13 | 環境部会活動 | Comments(0)
2015年 11月 06日
感共ラボセミナー 神奈川新聞で取り上げられました
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9名の建築家で設立した「感共建築ラボ」第2回目のセミナー&展覧会を開催します。今回は自然素材の効用をテーマに珪藻土メーカーとのコラボで珪藻土パネル製作体験も予定しています。

そしてこのセミナーが昨日の神奈川新聞に取り上げられました。
セミナーや展覧会情報欄ではなく、一般記事としての掲載です。
セミナー開催は11月15日、海老名文化会館です。海老名駅近くにはララポートが開業したばかりなのでお買い物がてら参加されてみてはいかがでしょうか。

開催日:2015年11月15日(土)13時~16時30分(セミナー開催時間は14時~15時30分)
会場 :海老名文化会館 122大会議室(海老名市上郷476-2)
受講料:無料(珪藻土制作パネルをお持ち帰りいただけます)
申込み:氏名、住所、緊急連絡先電話番号、メールアドレスを明記の上、
    Webサイトの申し込みフォーム・メール。FAXのいずれかでお申し込みください
    WebHP:http://kankyo-labo.jp
    Mail:info@kankyo-labo.jp
FAX:046-400-4108
(お子さんご兄弟で珪藻土パネル製作される場合はパネル製作人数もご記入ください)
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by morikentiku-mori | 2015-11-06 09:24 | 環境部会活動 | Comments(0)