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2017年 10月 20日
ZEH(ゼロエネルギーハウス)への体験宿泊
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ZEH(ゼロエネルギーハウス)をご存知でしょうか?

ZEHとは通称ゼッチと呼ばれています 。Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。
住まいの断熱性・省エネ性能を上げること、高効率機器の使用、そして太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅を指します。
国が定めるZEH基準は住宅の消費エネルギー量の約1/3を占める家電消費は含んでいないことは注意しましょう。

さて、そのZEHに体験宿泊できるキャンペーンを環境省が行っています。
「COOL CHOICE ZEH体験宿泊事業」として募集を2017年10月16日から開始しました。
応募期間は18年2月14日までの予定。


断熱性能はそれほどではないのに高効率機器と創エネ設備でゼロエネルギーにしているだけとの批判も多いZEHゼッチ。実際の環境を体験できるこの機会に、この冬、実際に体験してみてはいかがでしょうか。


体験宿泊の希望者は「COOL CHOICE エコ住キャンペーン」のウェブサイトから申し込となります。新築や建て替え、リフォームなどを検討中の家族が対象で、宿泊費用は無料ですがアンケート調査に協力することが条件とります。
体験宿泊募集ページ
http://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/jutaku/zeh/

【住環境性能+Design】森建築設計
http://moriken.p1.bindsite.jp/



by morikentiku-mori | 2017-10-20 10:50 | eco | Comments(0)
2017年 07月 06日
真に夏を旨とする快適住宅を考えよう
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昨日は久しぶりに自立循環型住宅研究会の講習会に行ってきました。
東京大学大学院の前真之教授をお招きした夏の快適住宅についてのお話しです。

講習会のタイトルは「冬暖かいのは当たり前!~真に夏を旨とする快適住宅を考えよう~」です。
まさに夏本番が始まる時期にふさわしい講習会ですね。

冬暖かい家、実はこれ簡単です。断熱性能と気密性能を高める。以上。
勉強不足の方々がいろいろ言っていますが、様々な文献からすでに答えは出ています。断熱性能と気密性能を高める、工事費もかかるからどこまで高めるかを施主と一緒に考えればいいのです。どこまで高めるかを決めるためには性能と環境の関係を知る必要がありますね。

夏快適な住宅
こっちのほうがものすごく難しい。なにを重視するかで人によって答えは変わります。
また、学術的にも改名されていない湿度と体感の関係をどのように考えるかでも答えは変わります。夏快適で冷房負荷も減らすコツはだいたい分かっています。
1.家電や照明などからの内部発熱を低減させる(待機電力のカット、照明のLED化など)
2.屋根や窓からの日射遮蔽対策(屋根の高断熱化、窓、特に東西窓の日射遮蔽を考える)
3.通風利用(屋外の方が室内よりも低温であれば通風で涼を得ることができます)
4.エアコンの効率的な利用(除湿は熱負荷が増大します、除湿するなら冷房しましょう)

上記のように方法論は分かっていても絶対解はありません。その理由は二つ。
1.建設地によってその気候と日射量は様々です。通風を利用できる立地なのか、そもそも窓を開けれれる環境かを見極めて設計しなくてはいけません。
2.人は着衣量と運動量、さらに年齢や健康度などによって快適と感じる環境は違います。家族全員が常時快適と感じる環境なんてありません。
ですので、建設地の特性を知り適切な方法と対策を施し、人間が快適とか深いと感じる生態学的なメカニズムを知った上で、最後は個々で着衣量を調整したり気持ちい場所に移動したりという行動が必要なのです。

というような内容を多くの事例や文献で解説していただいたという講習会でした。
3時間のうち1時間近くは湿り空気線図を見ていたかも。

【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】




by morikentiku-mori | 2017-07-06 15:25 | eco | Comments(0)
2017年 07月 05日
夏の装いへ衣替え 遮光ネット
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我が家の天井高さは3.5mあり、南北側に高窓を設けて南側の等々力公園と北側の多摩川川を気持ちよく見通すことができます。
冬は南からの日射が部屋奥深く入り部屋を暖めてくれますが、夏は逆に熱が室内に侵入してしまいます。長い庇と袖壁で直射日光は入らな無い設計なのですが直射日光が入らなくても熱は輻射熱となって室内に侵入するのです。

遮光ネットで夏の装い、衣替えしました。
高さ2mの農業用遮光ネットを窓上部から吊るして日射熱の侵入を防ぐことで室内の体感温度がだいぶ下がります。
室温は同じなのに体感温度はまったく違う。人間の感覚はとても敏感なものです。快適性を考えるとき壁天井や窓ガラスの表面温度を制御することがとても重要です。窓の外で遮蔽することでガラス表面温度が下がり身体が受ける輻射熱が半減するから体感温度が下がるのです。

夏の遮蔽は窓の外で行いましょう、室内側(カーテンなど)の遮蔽と比べて4倍の効果があります。
【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】



by morikentiku-mori | 2017-07-05 10:29 | eco | Comments(0)
2016年 12月 14日
パッシブデザイン解説10「最終回、パッシブデザイン建築を建てたい方に」

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連載のような形で続けてきた「パッシブデザイン」シリーズも最終回になりました。
今日はパッシブデザインで住宅や建築の建設計画をお考えの方にアドバイスをお送りいたします。

この連載シリーズで、パッシブデザインの設計手法は様々あることをご説明しました。
これからパッシブデザインの建物を建てたい方に特に言いたいことは、「定量的な数値や視覚的な表現で効果を確認しなさい」ということです。

目に見えない自然エネルギーを活用するものなのでイメージや感覚で設計してしまう設計者がとても多いのですが、そこに落とし穴があるのです。
失敗しても数値での確認が無ければ成功なのか失敗なのか分かりませんし、そもそも失敗している事に気付かない設計者も多いです。

設計時の計算やシュミレーションで確認することを設計条件に掲げて設計依頼をしてください!!
計算やシュミレーションを行っても設計値と現実とのギャップはありますが、計算無しで設計するよりもずっと誤差が小さくなります。
誤差でけではありません。設計中に計算で性能を確認することで窓の大きさや位置、庇の出幅などデザインと性能を融合させることができるのです。

まさに天と地ほどの差です。
見掛け倒しのパッシブデザイン、なんちゃってパッシブにならないよう建て主様は強く主張してください。

そしてもう一つ大切なことがあります。
竣工後の実測調査を行っている設計者を選定するべきです。設計値と実測値を比較することで性能を自身の肌で感じて次の設計に生かすことがます。
そのような取り組みを行っている設計者は本物と言えるでしょう。

快適で、健康で、エコで、美しくデザインされた住宅に住んでもらいたい。持続可能な建築を作ってもらいたいと願っています。


【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/


by morikentiku-mori | 2016-12-14 16:31 | eco | Comments(0)
2016年 11月 05日
パッシブデザイン解説9「パッシブデザインの認証制度」
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今日はパッシブデザイン解説シリーズ9「パッシブデザインの認証制度」について解説します。

パッシブハウスの認証制度としては民間団体が運営している「パッシブハウス大賞」や「エコハウス大賞」などがありますがパッシブハウスに特化した公的な認証制度はありません。
公的にあるのは省エネ性能を認証する制度だけです。
省エネ性能とはつまり二酸化炭素排出量のことです。
ZEH(ゼロエネルギーハウス認証制度)、CASBEE(エコロジー度の認証制度)、低炭素住宅認証制度などがありますが、今後はBELS(べルス)に一本化されすと言われております。

BELSは「Building-HousingEnergy-efficiency Labeling System」の略称で、「ベルス」と読みます。
同じ計算法に則って一次エネルギー消費量を算定する。消費者にとって、省エネ性能というモノサシで建物の「燃費」を横並びに比較できる認証制度です。

パッシブデザインの認証とは直結しませんが他の認証制度として長期優良住宅や低炭素認定住宅などもあります。依頼されれば取得していますが、総合的にみてクライアントにとってのメリットが薄いためお勧めはしていません。前述のBELS住宅版は本年度開始された制度ですがこれは今後の物件で取得していきたいと考えています。
パッシブデザインの評価はなかなか難しいものです。プラン、快適性、省エネ性、経済性、意匠性など様々な評価軸がそれぞれ関連しながら一つの建物として成り立っているからです。それぞれの評価軸がどのように関連しているかは過去のパッシブデザイン解説シリーズを見返してもらえば分かると思います。


【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:
http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:
http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/


by morikentiku-mori | 2016-11-05 11:06 | eco | Comments(0)
2016年 10月 25日
パッシブデザイン解説8「間取り」

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明日からまた小笠原へ行ってきます。小笠原で施工中の3件の現場監理でここ数か月は毎月月末のペースです。内地は長袖でも寒くなってきましたが小笠原はどんな気温でしょうか。小笠原へ着いたらブログUPします!!

さて、今日はパッシブデザイン解説シリーズ 8回目、「間取り」について解説します。
パッシブデザインの間取りで注意しているのは、開放的ななかに落ち着けるスペースを設けることです。
家のなかを極力間仕切りのない開放的な空間とすることで、夏の通風効果を高め、冬の室内環境を安定させることができます。居室から廊下へ出ると寒いということがなくなるのですね。反面、開放的にするとプライバシーの低下、音や臭いの問題などが発生します。こららの問題をクリアしながら各人が落ち着けるスペースを作ってあげるようにしています。

開放的な空間とするための建築手法としては第一に引戸があげられるでしょう。開放できる引戸はとても重宝します。引戸やドア上に欄間を設けたり開閉式の通風子扉を設けてドアを閉めた状態でも通気できるようにすることもあります。天井まで壁を立ち上げず1,5mや2.0mの高さで止めることで開放性を高めながらプライバシーの度合いを調整することもできます。開放性の制御の方法はいろいろあるわけです。

あとはそうでね、断熱性能が高まってきたことで吹抜けを作っても不快感を感じないようになってきましたが、吹抜け上部の窓からのコールドドラフト(冷風落下)と上下温度差の問題は残ります。基本は断熱性と気密性を高めることで上下温度差は小さくなるのですが、さらに次のような方法でより快適な環境になるようにしています。吹抜け上部には大きな窓は設けない、吹抜け上部にプロペラファンや小さなエアコンを設置して夏稼働させることでずっと快適になります。

1室空間の大きさは窓の大きさのバランスを図りながらプラニングしています。窓から入ってくる日射熱量と部屋から逃げていく熱損失量のバランスを取ることで真冬でも暖房機なしで快適な環境を作ることができるのです。もちろん光の入り方や窓外への視線の抜けなども考慮が必要です。パッシブデザインは常に光と風を感じながらプラニングする必要があるのです。


【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:
http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:
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3、「パッシブデザインのメリット」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:
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5、「パッシブデザインで注意している事」:
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6、「事例、町田のナチュラルハウス」:
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7、「パッシブデザインの設計手法」:
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8、「間取り」:
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by morikentiku-mori | 2016-10-25 17:07 | eco | Comments(0)
2016年 10月 14日
パッシブデザイン解説 7
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パッシブデザイン解説シリーズとして「パッシブデザインの設計手法」についてお話しします。
パッシブデザインの設計手法としては採光、通風日射取得日射遮蔽熱利用(地熱、放射冷却熱、気化熱など)色選定など様々な手法がありますが、最も重要なのは適切な断熱性能を確保することです。上記の様々な手法を活かす為にはまず第一に適切な躯体性能が必要なのです。例えば通風利用を考えたとき、適切な窓位置で通風性能を上げたとしても、断熱性能が低く外部の日射熱が室内壁面に達しやすい構造では室内の表面温度から受ける輻射熱で体感温度が上がってしまいます。このように断熱性能は冬だけのものではないのです。まず第一に建物躯体の断熱性能を適切な性能に設定する、これがパッシブデザインで最も重要なことです。

断熱性能と日射取得日射遮蔽性能を考えるうえで最も重要な部位は開口部(窓)です。太陽日射と通風利用などを有効活用するパッシブデザインというと採光や通風をどう上手くプランに取り入れるかを第一に目が行きがちですが違います。パッシブデザインで最も重要なことは断熱性能、そして最も重要な部位は開口部(窓)だということを覚えておいてください。

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
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by morikentiku-mori | 2016-10-14 17:23 | eco | Comments(0)
2016年 09月 19日
バウビオロギー通信講座の卒業試験
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一昨日と昨日、バウビオロギー通信講座の卒業試験で軽井沢へ行ってきました。写真は会場となったbio siteの外観写真です。スクーリング1日目はこの建物でTEAM7の家具やキッチンを販売してるマテー氏の講義でした。講義の内容は、住居生理学・住まいの安全・家具・塗装と表面処理について。二日目の午前中は石川先生の講義がありました。そしていよいよ卒業試験。

卒業試験は記憶を呼び起こしながらもなんとか回答欄を埋めて提出しました。長かったこの通信講座、通常は24ヵ月で終了となりますが、最終試験の日程が合わなくて参加できなことが続き、通信教育を開始してから丸3年でようやく卒業試験となりました。合格してバウビオローゲになれればいいのですが、合否が分かったらまたお知らせします。

ここまでバウビオロギーの説明もなく分を進めてきましたが皆さんバウビオロギーをご存知でしょうか?
バウビオロギーは建築生理学、または建築生態学と訳されています。快適で、健康で、省エネで、そしてデザインされた建築を作るための知識を身に付ける学問です。身に付けるといってもその範囲はとても広範囲で、時代とともに理論はつねに更新されていくので、よりよい建築を作るための知識の基礎を身に付ける学問といった方がいいでしょう。私のホームページでバウビオロギー25の指針を紹介しています。1980年に発表されたものですが、何時の時代でも考慮すべき普遍的な指針だと思います。興味ある方は是非ご覧ください。あっ、25の指針は現代社会に合うよう若干刷新されたんだった、ホームページを修正しなければ。
http://moriken.p1.bindsite.jp/principle/baubiologie.html

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

by morikentiku-mori | 2016-09-19 16:56 | eco | Comments(0)
2016年 09月 12日
パッシブデザイン解説6「町田のナチュラルハウス」

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今日はパッシブデザイン解説シリーズの6回目、事例紹介として「町田のナチュラルハウス」の設計上の工夫をお話しします。

パッシブデザインの工夫で第一にに申し上げたいのは断熱性能と窓面積の関係です。日本には四季があるので冬だけとか夏だけの快適性に特化した住宅にならないよう気を配りました。
・冬は日射熱だけで室内が快適域に達するように家全体の断熱性能と窓の日射取得性能のバランスを図りました。
・中間期は窓を開ける事で自然な通気が発生するように水平方向と垂直方向の通風ルートを確保し人が滞在する場所を風が流れるように工夫しています。
・夏は直射日光が室内に入らないように取り外し式の大きなテントを南側に設置できるようにしました。大きなテントの下で毎朝コーヒーを飲むのが建て主様の楽しみのになっているそうです。

このような設計上の工夫も設計者の感に頼ったものは失敗が多いです。日射の取得と夏損失のバランスを計算で確認し、通気量も計算で確認しながら窓の大きさや位置、開閉方法を決めていくことが重要です。計算で確認するか確認しないか、これは真のパッシブデザインとなんちゃってパッシブデザインの違いです。


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2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/



by morikentiku-mori | 2016-09-12 23:25 | eco | Comments(0)
2016年 09月 07日
YKK体験ショールームへ行ってきました

a0152574_15005143.jpg昨日、YKK体験ショールームへ行ってきました。
窓サッシのYKKapが昨年オープンさせたショールームです。従来の商品を確認するというものとは全く違い、温熱バカにとってはまさに遊園地のような楽しいショールームです。

写真④の性能体感ゾーンは昭和55年基準からパッシブハウス基準まで全5つの基準を想定して建設した小部屋を巡回しながらそれぞれの温熱環境を実体験することができます。性能が上がるにしたがい室温と表面温度が安定し体への負荷が小さくなってくることがよくわかります。自分が設計している、あるは建設している性能の住宅がどのような環境になるのかを建設前に体験することができるのです。性能もエネルギーも見える化が重要と言われますが、見るよりも体験するほうが理解が早いです。

平成25年基準を達成していればいいと安易に考えている設計者や施工者にこそ体験してもらいたいです。体験してみれば平成25年基準がいかに不十分な性能かがよくわかると思います。さて、このショールームの体験ゾーンは予約が必要です。体験してみたい人はYKK営業担当を通して予約していって下さい。

昨日の午後はパッシブハウスジャパン関東支部の勉強会に出席してきました。いつものようにディープな情報が飛び交う有意義な勉強会でした。
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

by morikentiku-mori | 2016-09-07 15:13 | eco | Comments(0)