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2016年 12月 14日
パッシブデザイン解説10「最終回、パッシブデザイン建築を建てたい方に」

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連載のような形で続けてきた「パッシブデザイン」シリーズも最終回になりました。
今日はパッシブデザインで住宅や建築の建設計画をお考えの方にアドバイスをお送りいたします。

この連載シリーズで、パッシブデザインの設計手法は様々あることをご説明しました。
これからパッシブデザインの建物を建てたい方に特に言いたいことは、「定量的な数値や視覚的な表現で効果を確認しなさい」ということです。

目に見えない自然エネルギーを活用するものなのでイメージや感覚で設計してしまう設計者がとても多いのですが、そこに落とし穴があるのです。
失敗しても数値での確認が無ければ成功なのか失敗なのか分かりませんし、そもそも失敗している事に気付かない設計者も多いです。

設計時の計算やシュミレーションで確認することを設計条件に掲げて設計依頼をしてください!!
計算やシュミレーションを行っても設計値と現実とのギャップはありますが、計算無しで設計するよりもずっと誤差が小さくなります。
誤差でけではありません。設計中に計算で性能を確認することで窓の大きさや位置、庇の出幅などデザインと性能を融合させることができるのです。

まさに天と地ほどの差です。
見掛け倒しのパッシブデザイン、なんちゃってパッシブにならないよう建て主様は強く主張してください。

そしてもう一つ大切なことがあります。
竣工後の実測調査を行っている設計者を選定するべきです。設計値と実測値を比較することで性能を自身の肌で感じて次の設計に生かすことがます。
そのような取り組みを行っている設計者は本物と言えるでしょう。

快適で、健康で、エコで、美しくデザインされた住宅に住んでもらいたい。持続可能な建築を作ってもらいたいと願っています。


【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/


by morikentiku-mori | 2016-12-14 16:31 | eco | Comments(0)
2016年 11月 05日
パッシブデザイン解説9「パッシブデザインの認証制度」
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今日はパッシブデザイン解説シリーズ9「パッシブデザインの認証制度」について解説します。

パッシブハウスの認証制度としては民間団体が運営している「パッシブハウス大賞」や「エコハウス大賞」などがありますがパッシブハウスに特化した公的な認証制度はありません。
公的にあるのは省エネ性能を認証する制度だけです。
省エネ性能とはつまり二酸化炭素排出量のことです。
ZEH(ゼロエネルギーハウス認証制度)、CASBEE(エコロジー度の認証制度)、低炭素住宅認証制度などがありますが、今後はBELS(べルス)に一本化されすと言われております。

BELSは「Building-HousingEnergy-efficiency Labeling System」の略称で、「ベルス」と読みます。
同じ計算法に則って一次エネルギー消費量を算定する。消費者にとって、省エネ性能というモノサシで建物の「燃費」を横並びに比較できる認証制度です。

パッシブデザインの認証とは直結しませんが他の認証制度として長期優良住宅や低炭素認定住宅などもあります。依頼されれば取得していますが、総合的にみてクライアントにとってのメリットが薄いためお勧めはしていません。前述のBELS住宅版は本年度開始された制度ですがこれは今後の物件で取得していきたいと考えています。
パッシブデザインの評価はなかなか難しいものです。プラン、快適性、省エネ性、経済性、意匠性など様々な評価軸がそれぞれ関連しながら一つの建物として成り立っているからです。それぞれの評価軸がどのように関連しているかは過去のパッシブデザイン解説シリーズを見返してもらえば分かると思います。


【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:
http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:
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3、「パッシブデザインのメリット」:
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4、「パッシブデザインのデメリット」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:
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7、「パッシブデザインの設計手法」:
http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:
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9、「パッシブデザインの認証制度」:
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10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:
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by morikentiku-mori | 2016-11-05 11:06 | eco | Comments(0)
2016年 10月 25日
パッシブデザイン解説8「間取り」

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明日からまた小笠原へ行ってきます。小笠原で施工中の3件の現場監理でここ数か月は毎月月末のペースです。内地は長袖でも寒くなってきましたが小笠原はどんな気温でしょうか。小笠原へ着いたらブログUPします!!

さて、今日はパッシブデザイン解説シリーズ 8回目、「間取り」について解説します。
パッシブデザインの間取りで注意しているのは、開放的ななかに落ち着けるスペースを設けることです。
家のなかを極力間仕切りのない開放的な空間とすることで、夏の通風効果を高め、冬の室内環境を安定させることができます。居室から廊下へ出ると寒いということがなくなるのですね。反面、開放的にするとプライバシーの低下、音や臭いの問題などが発生します。こららの問題をクリアしながら各人が落ち着けるスペースを作ってあげるようにしています。

開放的な空間とするための建築手法としては第一に引戸があげられるでしょう。開放できる引戸はとても重宝します。引戸やドア上に欄間を設けたり開閉式の通風子扉を設けてドアを閉めた状態でも通気できるようにすることもあります。天井まで壁を立ち上げず1,5mや2.0mの高さで止めることで開放性を高めながらプライバシーの度合いを調整することもできます。開放性の制御の方法はいろいろあるわけです。

あとはそうでね、断熱性能が高まってきたことで吹抜けを作っても不快感を感じないようになってきましたが、吹抜け上部の窓からのコールドドラフト(冷風落下)と上下温度差の問題は残ります。基本は断熱性と気密性を高めることで上下温度差は小さくなるのですが、さらに次のような方法でより快適な環境になるようにしています。吹抜け上部には大きな窓は設けない、吹抜け上部にプロペラファンや小さなエアコンを設置して夏稼働させることでずっと快適になります。

1室空間の大きさは窓の大きさのバランスを図りながらプラニングしています。窓から入ってくる日射熱量と部屋から逃げていく熱損失量のバランスを取ることで真冬でも暖房機なしで快適な環境を作ることができるのです。もちろん光の入り方や窓外への視線の抜けなども考慮が必要です。パッシブデザインは常に光と風を感じながらプラニングする必要があるのです。


【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

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2、「パッシブデザインのきっかけ」:
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3、「パッシブデザインのメリット」:
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4、「パッシブデザインのデメリット」:
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5、「パッシブデザインで注意している事」:
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6、「事例、町田のナチュラルハウス」:
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8、「間取り」:
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9、「パッシブデザインの認証制度」:
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by morikentiku-mori | 2016-10-25 17:07 | eco | Comments(0)
2016年 10月 14日
パッシブデザイン解説 7
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パッシブデザイン解説シリーズとして「パッシブデザインの設計手法」についてお話しします。
パッシブデザインの設計手法としては採光、通風日射取得日射遮蔽熱利用(地熱、放射冷却熱、気化熱など)色選定など様々な手法がありますが、最も重要なのは適切な断熱性能を確保することです。上記の様々な手法を活かす為にはまず第一に適切な躯体性能が必要なのです。例えば通風利用を考えたとき、適切な窓位置で通風性能を上げたとしても、断熱性能が低く外部の日射熱が室内壁面に達しやすい構造では室内の表面温度から受ける輻射熱で体感温度が上がってしまいます。このように断熱性能は冬だけのものではないのです。まず第一に建物躯体の断熱性能を適切な性能に設定する、これがパッシブデザインで最も重要なことです。

断熱性能と日射取得日射遮蔽性能を考えるうえで最も重要な部位は開口部(窓)です。太陽日射と通風利用などを有効活用するパッシブデザインというと採光や通風をどう上手くプランに取り入れるかを第一に目が行きがちですが違います。パッシブデザインで最も重要なことは断熱性能、そして最も重要な部位は開口部(窓)だということを覚えておいてください。

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

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3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
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by morikentiku-mori | 2016-10-14 17:23 | eco | Comments(0)
2016年 09月 19日
バウビオロギー通信講座の卒業試験
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一昨日と昨日、バウビオロギー通信講座の卒業試験で軽井沢へ行ってきました。写真は会場となったbio siteの外観写真です。スクーリング1日目はこの建物でTEAM7の家具やキッチンを販売してるマテー氏の講義でした。講義の内容は、住居生理学・住まいの安全・家具・塗装と表面処理について。二日目の午前中は石川先生の講義がありました。そしていよいよ卒業試験。

卒業試験は記憶を呼び起こしながらもなんとか回答欄を埋めて提出しました。長かったこの通信講座、通常は24ヵ月で終了となりますが、最終試験の日程が合わなくて参加できなことが続き、通信教育を開始してから丸3年でようやく卒業試験となりました。合格してバウビオローゲになれればいいのですが、合否が分かったらまたお知らせします。

ここまでバウビオロギーの説明もなく分を進めてきましたが皆さんバウビオロギーをご存知でしょうか?
バウビオロギーは建築生理学、または建築生態学と訳されています。快適で、健康で、省エネで、そしてデザインされた建築を作るための知識を身に付ける学問です。身に付けるといってもその範囲はとても広範囲で、時代とともに理論はつねに更新されていくので、よりよい建築を作るための知識の基礎を身に付ける学問といった方がいいでしょう。私のホームページでバウビオロギー25の指針を紹介しています。1980年に発表されたものですが、何時の時代でも考慮すべき普遍的な指針だと思います。興味ある方は是非ご覧ください。あっ、25の指針は現代社会に合うよう若干刷新されたんだった、ホームページを修正しなければ。
http://moriken.p1.bindsite.jp/principle/baubiologie.html

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

by morikentiku-mori | 2016-09-19 16:56 | eco | Comments(0)
2016年 09月 12日
パッシブデザイン解説6「町田のナチュラルハウス」

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今日はパッシブデザイン解説シリーズの6回目、事例紹介として「町田のナチュラルハウス」の設計上の工夫をお話しします。

パッシブデザインの工夫で第一にに申し上げたいのは断熱性能と窓面積の関係です。日本には四季があるので冬だけとか夏だけの快適性に特化した住宅にならないよう気を配りました。
・冬は日射熱だけで室内が快適域に達するように家全体の断熱性能と窓の日射取得性能のバランスを図りました。
・中間期は窓を開ける事で自然な通気が発生するように水平方向と垂直方向の通風ルートを確保し人が滞在する場所を風が流れるように工夫しています。
・夏は直射日光が室内に入らないように取り外し式の大きなテントを南側に設置できるようにしました。大きなテントの下で毎朝コーヒーを飲むのが建て主様の楽しみのになっているそうです。

このような設計上の工夫も設計者の感に頼ったものは失敗が多いです。日射の取得と夏損失のバランスを計算で確認し、通気量も計算で確認しながら窓の大きさや位置、開閉方法を決めていくことが重要です。計算で確認するか確認しないか、これは真のパッシブデザインとなんちゃってパッシブデザインの違いです。


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2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
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8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
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by morikentiku-mori | 2016-09-12 23:25 | eco | Comments(0)
2016年 09月 07日
YKK体験ショールームへ行ってきました

a0152574_15005143.jpg昨日、YKK体験ショールームへ行ってきました。
窓サッシのYKKapが昨年オープンさせたショールームです。従来の商品を確認するというものとは全く違い、温熱バカにとってはまさに遊園地のような楽しいショールームです。

写真④の性能体感ゾーンは昭和55年基準からパッシブハウス基準まで全5つの基準を想定して建設した小部屋を巡回しながらそれぞれの温熱環境を実体験することができます。性能が上がるにしたがい室温と表面温度が安定し体への負荷が小さくなってくることがよくわかります。自分が設計している、あるは建設している性能の住宅がどのような環境になるのかを建設前に体験することができるのです。性能もエネルギーも見える化が重要と言われますが、見るよりも体験するほうが理解が早いです。

平成25年基準を達成していればいいと安易に考えている設計者や施工者にこそ体験してもらいたいです。体験してみれば平成25年基準がいかに不十分な性能かがよくわかると思います。さて、このショールームの体験ゾーンは予約が必要です。体験してみたい人はYKK営業担当を通して予約していって下さい。

昨日の午後はパッシブハウスジャパン関東支部の勉強会に出席してきました。いつものようにディープな情報が飛び交う有意義な勉強会でした。
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

by morikentiku-mori | 2016-09-07 15:13 | eco | Comments(0)
2016年 08月 24日
パッシブデザイン解説6 町田のナチュラルハウス

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今日はパッシブデザイン解説の6回目として、実例の「町田のナチュラルハウス」を取り上げます。
この住宅設計で特に考えたのはは断熱性能と窓面積の関係です。断熱性能と日射取得性能・日射遮蔽性能と言い換えてもいいでしょう。日本には四季があるので冬だけとか夏だけの快適性に特化した住宅にならないよう気を配る必要があります。冬は日射熱だけで室内が快適域に達するように家全体の断熱性能と窓の日射取得性能のバランスを図りました。中間期は窓を開ける事で自然な通気が発生するように水平方向と垂直方向の通風ルートを確保し人が滞在する場所を風が流れるように工夫しています。夏は直射日光が室内に入らないように窓から直射日光が入らないように庇の出幅を調整し、取り外し式の大きなテントを南側に設置できるようにしました。テントを掛けた状態が写真になります。
大きなテントの下は木製塀で囲まれた屋外ダイニングスペースになっていてシンクも設置しています。この場所で毎朝コーヒーを飲むのが建て主様の楽しみのになっているとお聞きしました。
断熱性能と日射のコントロール、それを計算で確認しながら整合性を図ることが重要です。また換気性能も計算で確認しています。


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パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/


by morikentiku-mori | 2016-08-24 07:35 | eco | Comments(0)
2016年 08月 09日
パッシブデザイン解説5
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今日はパッシブデザインの建築を設計する際に注意していることを解説します。

設計時には性能数値と温熱環境の関係を丁寧に紐解きながら建築仕様を決定していますが、計算ばかりの頭でっかちにならず、竣工後の建て主の声を積極的に聞いたり、竣工後の温湿度実測や光熱費収集などを通して設計と実際の差異を常に肌で感じながら次の設計に活かすようにしています。刑事は現場100回などといいますが、温度や湿度、風などの目に見えない要素と建築デザインを融合しなくてはいけないので自分の肌で感ずる感覚はとても重要です。この自分の肌で感じる感覚と設計時に計算した性能数値の関係性をリンクさせることがとても重要です。

住宅を建てる目的は人それぞれ違うのでしょうが、快適で心地よい住宅にしたいという思いは共通のものでしょう。性能数値ばかり追い求めてしまうとこの住宅を建てる根本的な目的を忘れてしまいがちです。性能数値を達成することや高性能な窓を設置することが目的ではありません。どのような温熱環境や空気環境を求めているのかを考えて、その性能を達成するために必要な仕様を工費や工法、意匠や構造などトータルでバランスの良い住宅として成立させていく必要があるのです。
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9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
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by morikentiku-mori | 2016-08-09 21:51 | eco | Comments(0)
2016年 08月 03日
パッシブデザイン解説4 デメリット
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本日はパッシブデザイン解説の第四回 パッシブデザインのデメリットについて解説します。

計算による性能確認なしで感覚だけで設計している「なんちゃってパッシブデザイン」ならいいのでしょうが、私が行っているような定量的な数値で性能を確認しながら設計していると、鎖で片足を固定された状態のような動き辛さを感じることもございます。これがデメリットといえるかもしれません。窓の位置や大きさ、庇の出幅、建物形状、色、間取りなど、自然エネルギーを有効活用することを考えていくと自由なデザインは出来ない面があるのです。しかしよく考えると建築の設計というのは様々な規制との戦いです。敷地の条件や法規制、予算による制約や施主の要望など様々な条件や規制のなかで創意工夫しながら設計しているのです。計算による性能確認もその中の一つであり、それらを乗り越えた先に真のデザインがあると考えて実践しています。

次に考えられるデメリットは、あまりにもローコストな建築は建設できないということです。パッシブデザインの基本は太陽光や自然風などの自然エネルギーを上手く使いながら、快適で健康で省エネで、さらに美しい建築をデザインする設計手法です。これらの性能を確保するために必要な最も重要な要素は「断熱と気密」です。「断熱と気密」がおろそかな建築は、不快で不健康で高消費建築になってしまうのです。ですので最低限必要な断熱化と気密化は絶対条件なのであまりにもローコストな建築は建設できません。では実際どの程度の追加投資が必要かと言うと、普通の住宅と比較して僅か30万円~50万円の追加投資で最低限必要な断熱と気密性能は確保できます。住宅1軒で30万円~50万円の追加投資を無駄な費用と考えるかどうかはあなた次第です。

次回のパッシブデザイン解説ではパッシブデザインで注意することを伝えする予定です。
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2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
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4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
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by morikentiku-mori | 2016-08-03 10:19 | eco | Comments(0)