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2017年 09月 23日
コーナーがシャープなガルバ外壁

本日9月23日(土)、パナソニック相模原ショールームで「建築家無料相談会」を開催しています!!
神奈川県央地区で建築のご計画や悩み事なる方、建築に関するご相談でしたらなんでも結構です。
まだ空きがございますのでパナソニック相模原ショールームからご予約をお願いいたします
http://sumai.panasonic.jp/sr/sagamihara/
電話:042-768-8100

さて、今日はコーナーのシャープなガルバリウム外壁材を紹介します。
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アイジー工業さんの「SF-ビレクト(BIRECT)」という商品です。
一般的なガルバリウム外壁材の既製品はコーナーカバーの役物が大きくて野暮ったくなってしまいます。コーナーをシャープに見せようと思うと、板金屋さんに屋根に使うようなガルバリウム鋼板を外壁に張ってもらうことが多いです。板金屋さんにガルバ単板を加工して外壁に張ってもらうと板がペコペコと波打ったように見えること、コストが上がってしまうなどの短所がありました。いま設計中の「窓のない家」の外壁材を探していたところ、今年6月に発売したばかりのSF-ビレクトを見つけたのです。

早速現物サンプルを送ってもらい、営業担当の人にコーナー役物の現物も見せてもらいました。竣工事例写真ではコーナー役物がまったく見えないほどの一体感、とてもシャープな印象です。「窓のない家」ではこの商品のマットブラック色とシルバーメタリック色、さらに天然杉板塗装の3種類を張り分けてデザインしたいと考えています。
【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

by morikentiku-mori | 2017-09-23 10:39 | home Design | Comments(0)
2015年 06月 27日
衣替えする家
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6月に入り冬ものと夏物の洋服を入れ替え、衣替えをした方も多いことでしょう。日本には四季があり夏は高温多湿で半袖でも暑い日々が続き、冬は氷点下になり外水道が凍る日もあります。洋服を衣替えするように、住宅でも夏仕様と冬仕様があってもいいと思いませんか?

私が目指しているのは自然エネルギーを有効活用した、四季を通して快適な住宅です。氷点下になるような真冬の気温では高断熱高気密の性能が快適性や健康性、さらに省エネ性に大きく貢献します。ですが30度を超える真夏の季節では真冬程の断熱気密性能は必要ありません。逆に高断熱とすることで真夏の冷房費が増加する結果となるのです。春と秋の中間期は窓を開放して過ごすので通風性能の方が重要です。通風と言えば夏の冷房費を削減するためには換気回数20回以上の通風性能を持たせることで快適性が向上するだけでなく冷房費を大きく削減できるのです

このように四季のある日本では四季それぞれに必要な断熱気密性能と通風性能があるのです。

次に快適性について考えてみましょう。高断熱高気密の住環境性能は基本的に冬に必要な性能です。部屋ごとの室温差が小さくなり、また上下温度差も小さくなります。さらに周壁表面温度が上がり快適性と健康性が大きく向上します。北海道や東北など北欧に気候が近い地域ならば冬を重視した高断熱高気密住宅でいいでしょう。では東京や神奈川などの比較的温暖な地域よりも南の地域ではどうでしょうか?

温暖な地域では春~夏~秋の3シーズンは窓を開け開放的な設えのなかで得られる快適性を追求してきた文化があります。単に昔に倣えといっているのではありません。昨今の温暖化により100年で平均気温は3℃上昇し外気温が35℃を超える日も多くなりました。ヒートアイランド現象によりる屋外地表面や建築物外壁の温度も上昇しています。そして真冬には氷点下になるというように季節により気温が大きく変動する厳しい四季があるのです。

春、夏、秋、冬と気候が大きく変わるなかで私が目指しているのは、北欧系の単に高断熱化した無味均一な快適さではなく、自然と応答する中で得られる「清々しさ」や「爽やかさ」といった人間の感覚に感応する快適さの質です。高断熱高気密化した閉鎖的な住宅と、日本人の精神に根付いた開放的な住宅の、両者の年間一次エネルギー消費量が等しければ省エネ性能は同等です。冬は高断熱高気密で閉鎖的で、春~夏~秋は開放的な設えとなる住宅を取捨選択型と言います。単に閉鎖的な住宅を目指すのか、取捨選択型の住宅を目指すのかで完成する住宅様式は大きく変わります。

閉鎖的な住宅と比べると取捨選択型の住宅は環境性能計算が数倍難しくなりますが、私は省エネ性能は確保しながら自然と応答する中で得られる情緒的な快適さのある住宅を提案しています。四季それぞれに必要な性能に合わせて衣替えする家、日本の気候風土にふさわしいパッシブデザインです。

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by morikentiku-mori | 2015-06-27 06:50 | home Design | Comments(0)
2015年 06月 22日
時代の要請~省エネ建築~
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人間の健康と快適性、それと共に省エネは、調和のとれたあり方で統合されなければいけません。これは時代の要請です。そして設計事務所においてはさらにデザインをも統合させる必要があります。これが現代の建築家に求められる能力です。

それぞれを統合させる段階では、細かい部分において問題が生じるかもしれない、また技術的に可能なことが消費者にとってすべて良いわけではありません。全ての関係者にとって大切なことは、省エネコンセプトを巡って知恵を絞る際に、「はるかに度をこさないこと」です。依頼者の経済的に負担可能な範囲内において、方向性と可能性がいくつかあり、それぞれ価格面での比較を含めて全体構想を提示することが望ましいです。
複雑怪奇で、お金のかかるハイテクな解決は、むしろ負担に感じられる。目標は単純で、利用者にとって後追いできる解決であるべきなのです。

省エネとは。。。
熱損失の低減のみならず、地域の気候にふさわしい建築工法、良き建築地(配置)の選択、正しい住宅設備、太陽放射からの熱取得、太陽放射の遮断と通風利用、使用方法の説明によって達成されます。

例えば暖房エネルギー消費量は「外皮のU値によってほぼ決まる」とよく言われますがそれは事実ではありません。暖房エネルギー消費量を決める要素は数多くあるのです。そのうち主なものを挙げてみます。
 ・気候、環境からの影響
 ・建物の向き
 ・建物の形
 ・空間のゾーニング
 ・屋外部材と屋内部材の断熱性能と蓄熱性能
 ・熱橋
 ・建物の気密性
 ・換気
 ・暖房設備
 ・内部発熱
 ・熱取得量
 ・アクティブソーラーエネルギー

重要なのは建物の設計初期段階からこれらの要素のほとんどを考慮に入れて相互にマッチングさせることです。この設計初期段階でミスが起こると、それを後から手直しすることは不可能といっていいほど難しいのです。そのためには優れた設計者ないしは設計チームに依頼する必要があります。

上記のように、暖房エネルギー消費量の削減だけでも考慮すべき要素は数多くあります。冷房エネルギー消費量の削減、給湯エネルギー消費量の削減、家電消費量の削減、照明エネルギー消費量の削減など、それぞれにおいて考慮すべき要素が沢山あり、さらに人間の快適性と健康性、造形デザインと調和を図る必要があるのです。
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by morikentiku-mori | 2015-06-22 08:55 | home Design | Comments(0)
2010年 01月 14日
我が家の室内環境
「心地よい」と感じるファクターの一つに室内環境がある。
素晴らしいデザイン住宅でも耐えられないほど寒くては心地よいとは言えない。

僕はデザイン以前に心地よい住環境が大切だと思っている。住宅というのは
一時を過ごす建物ではなく何十年も過してゆくものだから住環境の重要性が
高いのだ。

今朝は上空に寒気がありめっぽう寒かった。
外気温は0度。ブルーシートに溜まった水には暑さ1センチの氷が張っていた。
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では、こんな真冬の理想的な室内環境とはどんなものか?
僕の設計する住宅は全面床暖房を基本としており、暖房器具を床暖房とした
前提で話をすると、室内温度18度が最も理想的な温度と考えている。室内
温度18度はストーブやエアコン暖房では寒いと感じるかもしれないが、全面
床暖房の場合はとても快適だ。床面からの輻射熱の影響で体感温度は20度
くらいに感じる。

体感温度=(室温+表面温度)÷2

そんな話をしている我が家の今朝の室温及び表面温度を測定した。
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1階→室温16度、湿度55%、床面18度、壁天井面13度、ガラス10度。
2階→室温14度、湿度55%、床面11度、壁天井面11度、ガラス5度。

1階は室温16度でも快適、2階は寒い。床暖房設定を2度ほど上げた方が
よさそうだ。

一級建築士事務所 森建築設計:http://www2.odn.ne.jp/m-ken/

by morikentiku-mori | 2010-01-14 09:19 | home Design | Comments(0)
2010年 01月 06日
僕が目指す住宅
2010年、ブログの新シリーズとして住宅研究を始める。
42歳になった今だからこそ、僕が目指す住宅を問い直したい。

大学時代衝撃を受けた安藤忠雄さんの「住吉の長屋」、いやそれ以前の
住宅史に刻まれる「池辺陽」や「清家清」、日本だけでなくコルビジェや
フランクロイドライト、アールトといった海外の住宅も含めて、自分が好き
だと感じる住宅のどこがいいのかを整理していくこととする。

僕の目指す住宅とは
斬新さや衝撃的な形ではない。単純な形態・様式に見えるのに凡庸では
なく、なぜか心地よい・気持ちよいと感じる住宅。住人が生きる活力を感じ
何十年住んでも飽きない、将来の暮らし方の変化にも柔軟に対応できる、
そんな奥深さのある住宅です。

隈研吾、高須賀晋、竹原義二、手塚貴晴+由比、千葉学、伊礼智、など
現代の建築家にもふれながら、思いつくまま綴っていきたい。

一級建築士事務所 森建築設計:http://www2.odn.ne.jp/m-ken/

by morikentiku-mori | 2010-01-06 09:14 | home Design | Comments(0)