2012年 01月 09日
スマートハウスは必要か 3
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(資料:スマートシティープロジェクト)

今日はスマートハウスの最終回として、設計事務所の対応について考えよう。
設計事務所や工務店はこのビジネスチャンスを活かすべきなだろうか?

スマートハウスの設計・施工には、建築だけでなく、給湯・電気・通信など幅広い設備の知識が求められる。住宅の省エネ化のほか、太陽光発電や自家発電と給湯を同時に行うコジェネーション、家庭用蓄電池、空調電気設備などについての知識やノウハウを獲得することが必要だ。さらにはエネルギー消費量やCO2排出量を数値によって具体的に試算する「定量化」の手法を使いこなすことも必要だろう。

知識を得るという意味で第2回のお伝えしたリクシルの共同研究は注目する必要があるし、各設備についての知識をもっておくことは重要だ。

文頭の疑問について考える。知識は蓄えるべきだが、スマートハウスを推進しビジネスチャンスとして活かせすべきなのか?写真は一般的に考えられているスマートハウスの概念を分かりやすく図にしたものだ。太陽光発電、太陽光給湯、コ―ジェネシステム、HEMS、EV自動車との連携など、これら全てを導入すると600万、一部の導入でも300万円は必要だ。住宅を新築してさらにスマートハウス予算に300万円用意できる人達がどれほどいるのだろうか?以上の理由だけでも写真のようなスマートハウスは主流にはならないことが分かる。

スマートハウスはスマートグリッドの電力網に組み込まれ地域相互の発電・蓄電設備と電力を融通し合う関係になると予想されている。ひとたびこのグリッドで不具合が生じたらどうなるのだろうか?想定外の事態では済まされない。

過剰な設備システムでとてもスマートには見えないスマートハウス。
スマートフォン、スマートシティー、スマートメーター、スマートライフ、スマートと名付ければ洗練された未来の姿のような印象を感じるが、私は身の丈に合った生活スタイル、身の丈に合った住宅を推進したいと思う。

設計事務所が行うべきは設計事務所発のスマートハウスの提案だ!!

【住環境性能+Design住宅】 森建築設計 

by morikentiku-mori | 2012-01-09 09:19 | eco | Comments(0)


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